1941年に完成、真珠湾攻撃にぎりぎり間に合い、第5航空戦隊を形成した正規空母。
条約の足かせなしに、もてる技術力全てをつぎ込み設計、建造したため、無理のかからない良艦に仕上がった。
日本海軍の最高傑作空母にも数えられるだけあり、日本艦としては意外なほど打たれ強く、比島沖海戦での「瑞鶴」のねばり強さは米軍も認めるところであり、「ヨークタウン」級と比べても艦自体のもつ間接防御力は上まわっていたともいわれるほどである。
1番艦の「翔鶴」、2番艦の「瑞鶴」は共に真珠湾攻撃、珊瑚海海戦、マリアナ沖海戦に参加。
「翔鶴」はマリアナ沖海戦にて米潜水艦「カバラ」によって撃沈された。
「瑞鶴」は比島沖海戦に小沢治三郎中将の囮艦隊の旗艦として参加、米機動部隊の攻撃を受け、撃沈された。